歩む会とは

「蓮如の道を歩む会」では、定期講を開催しています。
「講」とは、蓮如上人の布教活動を進める際に
大きな力になった地域の人々の集まりで、
『歴史に学ぶ蓮如の道』にも次のように描かれています。

 蓮如の教の要旨は、たゞ一途に佛を信ずる事、信仰心に目覚める事、それは即ち自己に目覚める事である。自分の人生を持つのである。尤も人間は世の中で暮すかぎり、必然的に様々な利害関係と取組まなければならぬ。然しそれとは別に、人生の喜びというものがあるだろうと彼は教えたのだ。それは人々がお互いに心を開いて語り合う事だと示唆(しさ)されたのだ。
 それまでそういう話合などした事のない寄合の人々は、しばらくは呆気(あっけ)に取られた。然し利害を離れて、うちとけて語り合いたい欲求を、人間はみんな持っている。彼は、そういう人の心を鋭く見抜く力を備えていた。そして人の心を惹(ひ)き付けて離さない人德があった。
 一座の人々は次第々々に、「物を言う」喜びを識り始める。そうだ、郷の中の様々な取決めの外に、ゆっくり茶を飲みながら、佛法を語り合う時間を持とう。そういう「講」を作ろうではないか。否、そういう事をするなら何も郷の会合をする機会だけに限らないではないか。
(『歴史に学ぶ蓮如の道』130P)

蓮如上人の時代、心を開いて語り合うことが
人々の喜びにつながり、人生の喜びにつながっていったのです。
では、現代においてはどうでしょう。
確かに、人々が自由気ままに語り合う機会は
いくらでもあります。
けれども、家庭内ではコミュニケーションの不足が問題視され、
また、友人や職場の同僚とのコミュニケーションの中でも
真剣に、人生について、仕合せについて、社会のあり方について
心を開いて話し合う機会など
ほとんど無いのではないでしょうか。

そこで「蓮如の道を歩む会」では、
現代の「講」を開催することにいたしました。
「蓮如の道」を学ぶ法話と
その「蓮如の道」について自由に話し合う茶話会、
さらには、音楽に合わせて声明を合唱する声明体験で構成します。

これまでお経を読んだことのない人でも楽しく参加できます。
蓮如上人に学び、心を開いて語り合うことで、
真の仕合せへの道が、より良い生き方への道が開けてきます。
皆と気持ちを合わせ、大きな声で声明を合唱することで
心と体がいきいきとしてきます。
ぜひ皆さんもご参加ください。